韓国で公開されたホラー映画『昆池岩(コンジアム)』を見た観客たちのレビューが話題だ。 言葉と行動が“真逆”になってしまうほど怖い映画とは!? 3月28日に韓国で公開される体験型ホラー映画『コンジアム』。一足先に試写会で映画を観た観客が、「コンジアム全然怖くないじゃん」というコメントをつけたレビューを次々と投稿し、話題になっている。 映画『コンジアム』は、CNNにて世界7大心霊スポットに選定された「昆池岩(コンジアム)精神病院」を舞台に、7人の観光客が目の当たりにする恐怖の体験記を描いた作品。 ホラー映画の卓越した演出力を誇るチョン・ボムシク監督が手掛けた病院内部のリアルなセット、また、いつどこから何が飛び出すのか分からない恐怖体験に怯えるという極度の緊張感を味わえるとあって、ホラー映画マニアたちの心を掴み、3月の興行ダークホースと言われるほどの期待を集めている。 そして面白いのは、試写会後の観客レビューが、一風変わった注目を集めているという点。レビューには「#コンジアム全然怖くないじゃん」というハッシュタグがつけられながらも、実際には怖くてたまらないことを表すコメントや写真が添えられており、「観客たちを“言行不一致”にさせてしまうほど怖い映画」として関心を集めているのだ。 あるレビューには、「あ~眠くて死ぬかと思った。コンジアム全然怖くないじゃん」とコメントしながらも、愛犬とともに布団に入り十字架を顔に乗せている写真をあげ、ハッシュタグで「#今日は電気をつけて寝なきゃ」と真逆の行動をしている観客も。 そのほか、 「コンジアム全然怖くないじゃん…オムツして観てよかった」 「どこが怖いのか理解できない。でも家に帰る道がなんでこんなに遠いんだろう」 「他のホラー映画となんら変わりない。今日は久しぶりに子どもたちに挟まれて寝ようかな」 「なんだよ。全然怖くないじゃん。実家までは行けないから今日は代わりに人形と寝よう」 といった具合に、“怖くない”というコメントやハッシュタグとともに、言葉とは真逆の行動をとっているレビューが話題を呼んでいる。 同映画は、韓国ホラー映画としては異例となる新人俳優のみのキャスティングにも関わらず、予告編公開後、1日で再生回数1,000万回を突破したとして話題となった。更にこうしたレビューが重なり、映画をまだ見ていない人の興味をそそり、さらに観客を増加させると見られる。 3月28日の封切り後にどのような興行を見せるか、その動向から目の離せない作品だ。