韓国歌手のOVANが、防弾少年団（BTS）ら人気歌手を抜いて1位となったことで、“音源買い占め疑惑”が浮上している。実態のないもののせいで解明の真偽を把握できないが、今回も法的対応をするのかどうかに注目される。
OVAN
2017年にシングル「VIRGIN LOVE」でデビューし、「For Real」、「Clicher」、「Confusion」などの楽曲を発表してきた。
認知度で判断される世界
今月5日に発売されたOVANの新曲「I Need You」が、音源チャートグラフで爆発的な上昇を見せ、6日0時には連日1位を記録していた防弾少年団の「ON」や、IU、ZICOらを抜いて上位に上った。
6日、OVANは自身のInstagramで「こんな僕を使ってくださりありがとうございます」と1位の心境を明かした。だが認知度の高い防弾少年団を抜き、認知度的には低いOVANが1位となったことで、この投稿を見たユーザーは「誰も認めない順位＾＾」と“音源買い占め”を念頭に置いたコメントを残した。それに彼は「僕も驚いています。認めていただけるようさらに努力します」と返信している。
だが同日、OVANはInstagramのストーリーズに「傷つきたくない。憎みたくもない。嘘ではない。僕にそういう資格がないから疑われるような人でごめんなさい。申し訳ない。でも本当に嘘ではない」と悔しさを吐露していた。
そして彼は8日、「泥棒でもない僕は、泥棒ではないという証明ができないという理由で、家族、愛犬、友人、周りの人たちすべてが侮辱されている」という文を掲載している。
「皆さんが望まれている解明を2年間してきたし、先に調査を要求して買い占めが虚偽事実であるということについても告訴が大部分成立した」とし「とても辛く、悲しい。本当にどうしたらいいのか分からない。僕が望んで出た順位ではない。本当に助けてほしい」と苦痛を吐露している。
今回が二度目
彼は2018年にも音源買い占め疑惑に包まれた。OVANは当時「TWENTY」を発表した際、買い占め疑惑が浮上し、一部ユーザーを虚偽事実に基づく名誉棄損、業務妨害などの容疑で告訴した。OVANの所属事務所は「一部は罰金刑を宣告され、一部は教育条件付き起訴猶予処分を受けた」とし、捜査機関と司法部から噂であることが認められたと疑惑を一蹴した。
実績のある歌手OVAN
事務所側は今回も立場を表明。
「すでに買い占め問題については昨年結論が出ており、これ以上の解明は必要ない。一体私たちが解明して明かさなくてはいけないものは何なのか逆に聞きたい」と主張。
「OVANはこれまで業績と成果がなかったわけでもなく、2018年以降発表した曲はチャート100位以内に入って来た歌手だ。発売当日の順位が高かっただけ。大部分の人気歌手も発売当日は成績が一番いい」と強調した。
さらに事務所側は「防弾少年団、IU、ZICOらと同じ日に販売を開始してはいない。同じ日に販売開始して防弾少年団に勝ったのではない。防弾少年団よりも人気があるわけがないので、不正行為という論理はあり得ない」としている。
こうして頑張っている人を無責任に責める行為に、何の意味があるのか。連日チャート1位を記録しているのであれば疑うのも無理ないが、一日限りの1位を集団で否定するのはいかがなものなのか。もう少しファン、ユーザーも冷静になってアーティストを応援してほしいものだ。
[この記事のコメント]
>> 防弾少年団(BTS)のファンです！が、AVONが一位になったらいけないの？頑張ったと思います。AVONも応援しよう✨