あらすじ
アメリカから帰国したジョンウ(ヨ・ジング/子役、パク・ユチョン/大人役)は、金融業代表取締役の一人息子。
成績優秀、ルックスも性格も非の打ちどころのない彼だが、胸の奥には寂しさを抱えていた。
そんな彼は、ある夜偶然一人の少女に会う。
"イ・スヨン"という名札を付け、「私のこと知ってる?」と聞いて来た少女(キム・ソヒョン/子役、ユン・ウネ/大人役)。
スヨンはジョンウの初恋の人となった。
しかしジョンウは、スヨンが町内で一番有名な"殺人者の娘"だという話を聞き、衝撃を受ける。
殺人者の娘というレッテルを張られたスヨンは学校でも一人ぼっち。
いつも頭をもたげ、罪人ではないのに罪人のように生きるスヨン。
そんな彼女の姿を見たジョンウはかわいそうな気持ちからスヨンの友達になってやると約束する。
"秘密の友達"になろうというスヨン。
"二度と知らんぷりはしない"という約束を守るジョンウ。
これによって二人は友達の間で攻撃対象になってしまうが、ある事件に巻き込まれたジョンウはスヨンとの約束を守ることが出来ず、スヨンを失った自分を臆病者だと責めた。
時は流れ、ジョンウは強力班の刑事になっていた。同僚から付けられたあだ名は"狂ったウサギ"。
目が真っ赤になるほど必死に初恋を探す、怖いもの知らずの刑事だ。
そしてスヨンは名前をジョイに変え、ファッションデザイナーになっていた。
ジョンウに裏切られたものの、明るく堂々と生きて来たスヨンだったが、ふとした瞬間にジョンウとの記憶がよぎるのだった。
一方ヒョンジュン(アン・ドギュ/子役、ユ・スンホ/大人役)は子供の頃母と生き別れになった時に出会ったスヨンに心を寄せていた。
26歳になり、個人財産運用家となったヒョンジュンは、子供の頃犬にかまれた後遺症で不自由になった足を抱えながらも、笑顔を絶やさず生きてきた。
ところがジョンウとスヨンが14年ぶりに再会を果たし、スヨンの心が揺れ始めると、彼の心も穏やかではなくなってしまうのだった。