あらすじ
7年前、チンピラを率いてテサン(ソン・スンホン)はある街の本屋に借金取りに訪れた。借金をするほどの暮らしぶりをしている店主。
そこへ娘ミド(シン・セギョン)が、支給された米を抱えて帰ってきた。チンピラたちはまた来ると行って、帰っていった。
次の日、学校で成績1位になったミド。そこへ母から、父が遺書を残して失踪したという連絡が入る。
チンピラに見つけられ、生きて帰ってきた父だったが、テサンたちは執拗に借金返済を要求してくる。
そんなチンピラたちに掴みかかるミド。
ミドは「そんなに言うなら自分を買ってくれ!」とテサンに言い放つ。テサンは、彼女をホテルに連れて行くが、そこで「こんなふうに生きていて楽しいか」とミドに問いかけ、その場を後にするのだった。
かつて不幸な家庭で育ったテサンは、自分とミドを重ねあわせていた。
テサンが所属している暴力団のボス(イ・ソンミン)は、組織のナンバーツーだ。自身の女であるソンジュ(チェ・ジョンアン)がテサンに心を寄せていることを疎ましく思っていた。
そんなボスから逃れるため、テサンは彼の元を去る。
ある日、ミドのもとに通帳が送られてきた。それはテサンからのものだった。テサンに会い、なぜこんなことをするのか聞くミド。
自分の子供時代のことを話すテサンは、奨学金だと思って受け取れとミドを説得する。
一方、テサンが自分の元を去ったことに腹を立てたボスは、ミドを拉致する。
そのことを知ったテサンはボスを襲撃する。その瞬間、テサンはボスに育てられた過去の記憶がよみがえるのだった…。