あらすじ
厳格な身分制度だった朝鮮で、賤民の身分として生まれたオクジョン(キム・テヒ)。
身分こそ低いが、衣服に対する優れた感覚と、商人として勝負してきた気質を持ち合わせた女性だ。
時の王イ・スン(ユ・アイン)は、14歳という幼い年令で王位に就いた。
強大な王権を執権した統治者であり、朝鮮最強の絶対君主となる彼は、朝廷大臣たちと敵対しながら多くの暗殺未遂を体験する。
そんな彼は次第に知略家でもあり、残酷な勝負師に成長していった。
そんなイ・スンはオクジョンと出会い、それまで凍りついていた心臓が脈打つのを感じる。
オクジョンに心を奪われたイ・スンは、身分の違いを超え、才能あふれるオクジョンと運命的な愛を育んでいく…。
オクジョンもイ・スンと出会ったことで針房女官として宮廷に入り、恋人でありながら政治的なパートナーも務めるようになる。当代最高の知性集団である西人の政治的攻勢を一身に受けたオクジョンは、朝鮮の政界を揺るがす張本人となっていく。
一方、イ・スンの第2王后であり、政略結婚の相手であるインヒョン王后(ホン・スヒョン)は、自負心が強く、富と名誉、権力すべてを持ち合わせたが、ただ一人の男の愛だけは手に入れることが出来なかった。
オクジョンに敵対心を抱きながら、チェ・ムスリ(ハン・スンヨン)とともにオクジョンを陥れようとするのだった。