あらすじ
すべての物を持ち恵まれているが、貧しさのせいで恥辱と侮蔑に耐えなければならなかった庶民の息子テジュ(コ・ス)。彼は誰もが羨むルックスに明晰な頭脳、更に強靭な情熱を持ち合わせた男だ。
テジュは名門大学に通い、司法試験の一次試験に合格。家計を助けようとしていた。そんな彼の父ボンホは自分の店がある商店街撤去反対のデモに参加していたが、鎮圧過程で大けがを負う。ボンホは全身に火傷を負い、危篤状態に。テジュは父の手術費を捻出するため、高校の先輩で今は不動産コンサルティング業者となっているソルヒ(チャン・シニョン)に助けを求める。
そこでソルヒは暴力団のピルドゥ(リュ・スンス)に奪われた教会の敷地を探してくれたら手術費を何とかできると条件を出し、その言葉を信じたテジュはピルドゥを拉致し、場所を聞き出したが警察に逮捕されてしまう。
一方、韓国株式資産10位に入るソンジングループは危機状態にあった。会長であるドンソク(パク・クニョン)が、生存率35%の手術を控え、弟で副会長のドンジン(チョン・ハニョン)を牽制するために再開発の交渉中断を指示した。
これに気づいたドンジンの息子でソンジン建設のミンジェ(ソン・ヒョンジェ)は、ソンジングループを自分のものにするため緊急取締役会でドンソクの生存率が極めて低いと報告。危機感を感じた理事たちは、ドンソクの娘であるソユン(イ・ヨウォン)ではなく、ミンジェを再開発現場に投入することにした。
ときは流れ、テジュは顔にナイフをつきつけられても、10人から袋叩きに遭っても、絶対に悲鳴を上げない。そして自分を襲った人間の顔をすべて記憶し、やられた分だけやり返す男に変わっていた。
自分の父を奪った建設会社に恨みを持ち、"黄金の帝国"を奪おうとすテジュ。自分をグループから追いだそうとする叔父を失脚させたい"黄金の帝国"の王女ソユン。やがて二人が出会い、取引をする。しかしそれが次第に愛へと変わり…。
