あらすじ
世の中が僕達の味方だったことがあるだろうか?
釜山の埠頭の荷役場で仕事をし、毎日を行きているカンチョル(ユ・アイン)。
安定した職も、便りになる親戚も、信じられる後ろ盾もないけれど、それでも"大変だ"という言葉は絶対に口にしない頑固な釜山男だ。
そこに病気の母スニ(キム・ヘスク)の面倒まで見なければならず、苦しいカンチョル。
ある日ソウルから旅行でやってきた自由奔放なスジ(チョン・ユミ)と出会い、つかの間の笑みを取り戻したカンチョルは、初めて外の世界に出る夢を見始める。
しかし丈夫ではない体で、あちこちで騒動を起こしていた母の病状が突然悪化。
さらにたった一人の友人ジョンス(イ・シオン)が詐欺に遭い、金の工面に奔走するカンチョルにまで危険が及ぶ。
すぐに金を用意出来なければ、母と友人、自分の人生まで失うことになるカンチョル…。釜山の路地裏でボスに君臨しているサンゴン(キム・ジョンテ)は、カンチョルに危険な選択を提案する。