あらすじ
神、運命、奇跡…目に見えないものは信じていなかった。心臓が止まるその日まで、その計画をやり遂げることだけを考えて生きて来た男がいた。
しかし、ある日の夜、神様のいたずらが始まった…。
アナと雪の女王の仮装をして走るキム・スンジョン(キム・ソヨン)。街頭のテレビでは、スンジョンが秘書として働く会社"ヘルミア"のニュースが流れている。ヘルミアの水分クリームに「不適格な原材料が含まれていた」といった内容だった。
緊急招集され開かれた理事会。水分クリームが不適格判断を受けた材料で作られていたことより問題だったのは、世界最大の金融会社"ゴールドパートナーズ"がヘルミアの最大債権者であることであり、そのアジア総括本部長がカン・ミンホ(チョン・ギョンホ)であることだった…。
ミンホの父は25年前までヘルミアの社長だった。しかし、父が病死すると、叔父のカン・ヒョンチョル(パク・ヨンギュ)に会社を乗っ取られてしまう。叔父にも、そして信頼していた秘書にも裏切られ、ミンホの母はミンホを残して自殺してしまった。
一人残されたミンホはそれ以来、ヒョンチョルに復讐するために生きて来たのだった…。
緊急理事会に乗り込むミンホ。偶然にもスンジョンに出会い、スンジョンが父を裏切った秘書の娘だという事実を知る。
「裏切り者の娘、また会おう…」
屋上で考え込んでいるスンジョン。そこにイ・ジュンヒ(ユン・ヒョンミン)がやって来た。会社では理事と秘書だが、仲のいい友達同士である2人。
彼氏であり、刑事であるマ・ドンウク(チン・グ)に心配をかけたくないスンジョン。ジュンヒに、このことをドンウクには言わないようにお願いするのだった…。
ある日、ドンウクはスンジョンにプロポーズをし、スンジョンは快くプロポーズを受けていた。
そして帰り道、ドンウクは蝶のヘアピンをプレゼントし、幸せになることを誓い合ったのだった…。
一方、ミンホは病院で診察を受けていた。心臓の状態が深刻で、余命1か月を宣告されてしまう。医師からは病院で心臓移植を待つことを勧められるが、復讐を果たすために移植を待たないことを選んだ…。
ドンウクが事件の犯人を追っていたところ、ゴールドパートナーズと手を組んだのがジュンヒだったことを知ってしまう。ジュンヒを問い詰め、自首をするか俺に捕まるか決めろと選択を迫っていた。
しかし、その帰り道にドンウクはひき逃げ事故に遭ってしまう…。
同じ頃、ミンホは心臓の病気のせいで意識を失い、病院に運び込まれていた。そしてタイミングよく奇跡が起こり、心臓のドナーが見つかった。そして心臓移植に成功したのだった。
しかし、心臓移植をしてから時々、蝶のヘアピンを付けた女性が泣いている夢を見るようになった…。