あらすじ
フランスの悲運の王妃マリー・アントワネットからのメッセージで、当たると有名な占い師のコ・ヘリム(ハン・イェスル)。しかし、実はそんな話は全て真っ赤な嘘!ただ、人を観察して分析する能力が異常に優れているだけの偽占い師だった。
ある日、ヘリムが運営している占いカフェ"マダム・アントワン"の2階に、同じ名前の心理相談センターがオープンすることになる。心理相談センター"マダム・アントワン"の経営者は、世界的に有名な心理学者チェ・スヒョン(ソンジュン)。患者の治療を行いながら、独自の研究を続けるために心理相談センターを開設したが、スヒョンが研究していたのは"愛"。「愛はただのホルモン作用で、本当の愛などは存在しない」というのがスヒョンの仮説だった。
2階にできたセンターに営業を邪魔されて不満なヘリムは、ある日、スヒョンを訪ねてきた患者イ・ジンスを占いに誘う。ジンスは泥棒に妻を殺され、罪悪感にさいなまれていた。最初は占いに全く興味を示さなかったジンスだが、ヘリムに「奥さん、今幸せなんですって」と言われ、ヘリムの話を信じるようになる。ジンスは、スヒョンにヘリムに占ってもらったことを話し、「もう大丈夫だから治療はいらない」と伝える。
自分の患者を横取りされたことに怒ったスヒョンは、客のふりをしてヘリムのカフェへと向かう。ヘリムはスヒョンを占おうとするが、全く隙がないスヒョンに戸惑う…。そして、すぐにスヒョンがただ者ではないことに気づくヘリム。スヒョンとずっと言い争っているうちに、スヒョンがセンターの人間だと知り、あきれるヘリム。
それから数日後、ヘリムはアメリカに留学中だった娘の学費を詐欺られてしまう。すぐにお金が必要になったヘリムは、カフェとセンターがある建物のオーナーであり、自身のお客さんでもある化粧品会社の会長キム・ムンゴン(ピョン・ヒボン)から、お金を騙し取ろうとする。しかし、罪悪感を感じたヘリムはムンゴンに騙そうとしていたことを正直に話す。
ムンゴンは、素直に話してくれたヘリムをさらに信用するようになり、今回の件も許すことにする。しかし、それには一つだけ条件があった。実は、スヒョンのセンターに投資をしていたムンゴン。だが、スヒョンの研究を怪しく思い、ヘリムにセンターで働きながらスヒョンの研究を探ってくるように言いつける!
心理学の知識が全くないヘリム…。しかも天敵のスヒョンと一緒に働くことに…?!