あらすじ
海軍特殊部隊の将校チャ・ジウォン(イ・ジヌク)は、同じ部隊に所属するミン・ソンジェ(キム・ガンウ)と幼い頃から親しい仲だ。18年前、刑務所から出所した父から逃げたソンジェを、ジウォンの父チャ・ジェワン(チョン・ドンファン)が受け入れ、その頃からジウォンとソンジェは一緒に暮らしていた。
裕福な家庭で育ったジウォンとは違って貧しい環境で育てられたソンジェは親友のジウォンに劣等感を抱いていた。結局、未だに詐欺で告訴状が頻繁に送られてくる父が原因で、軍人の身分を捨てることを決心するソンジェ…。
月日が立ち、海軍を辞めたソンジェは、チャ・ジェワンが会長を務める「ソヌグループ」で働くことに。さらには、ジウォンの妹チャ・ジス(イム・セミ)と恋人関係になり、ようやく幸せを掴めそうに思えていた。しかし、ソヌグループの系列会社ソヌ流通の社長ペク・ウンドと、ソヌ建設の副社長ソ・ジンタクが、ソンジェに罠をしかけてある計画を進める。
ソヌグループのライバル社の極秘資料を手に入れたペク・ウンドは、チャ・ジェワンに極秘書類を渡して中身を見るように誘うが、チャ・ジェワンは書類を見ずにペク・ウンドに書類を持ち帰るように伝える。だが、ペク・ウンドはわざと書類を置いて帰る…。
チャ・ジェワンはソンジェに極秘書類をペク・ウンドに渡してくるよう頼むが、一瞬の誘惑に負けて、極秘書類に手を出すソンジェ。さらに、その現場を盗撮されてしまい、正体の知らない男にお金を要求される。
脅迫されたソンジェは、動画を回収するために会社のお金を持って男が指定したタイのある場所へ向かう。しかし、そこで待っていたのでチャ・ジェワンだった。ソ・ジンタクからソンジェの不正事実を知らされたチャ・ジェワンは、直接自分の目で事実を確認するためにタイへ来ていた。
すべて罠だったと気づいたソンジェは、チャ・ジェワンを説得しようとするが、そのときチャ・ジェワンに掛かってくる一本の電話。チャ・ジェワンが電話に出た瞬間、何ものかによってチャ・ジェワンは撃たれてしまう。
突然の出来事でパニックになるソンジェ。チャ・ジェワンが倒れる直前に電話にでたことを思い出し、ソンジェが無言で電話を出ると、電話の向こうで聞き覚えのある声が聞こえる。
「お前、誰だ!」
電話の相手は親友のジウォンだった…。