あらすじ
高卒で司法試験を首席で合格し、検事に這い上がったチョ・ドゥルホ(パク・シニャン)。ある日、大企業テファグループのチョン会長の不正を追求する裁判に参加したドゥルホは、妻チャン・ヘギョン(パク・ソルミ)とヘギョンの父チャン・シヌ(カン・シンイル)の策略により、突然チョン会長から賄賂をもらったと濡れ衣を着せられる。実は、ヘギョンが所属し、ジヌが代表を務める法務法人"クムサン"は、チョン会長の弁護を担当していたのであった。
濡れ衣を着せられ、突然逮捕されたドゥルホ。ヘギョンはドゥルホに離婚を申し出し、娘のチョ・スビン(ホ・ジョンウン)の親権を放棄すれば、刑を減らしてあげると提案する。これにより、ドゥルホは一瞬で職も家族も失い、6か月間収監されることになる。
3年後、ホームレスになったドゥルホ。娘の写真を見ながらお酒を飲んでいると、突然前から走ってきた男にぶつけられ、娘の写真を汚してしまう。謝りもしないで走り去る男に怒ったドゥルホは男を追って捕まえる。しかし、その男はドゥルホが施設で暮らしていた頃、弟のように可愛がっていたカン・イルグ(チェ・ジェファン)だった。
スリをしていたことを目撃され、追われていたイルグ。驚いているドゥルホのポケットに盗んだ財布を入れて逃げる。そのとき、イルグを追ってきた弁護士イ・ウンジョ(カン・ソラ)にスリの共犯だと誤解されたドゥルホは、また捕まってしまう。
監視カメラの映像により誤解が解けて釈放されたドゥルホは、イルグに会いに行く。3年前、チョン会長の息子の代わりに、ホームレス放火殺人事件の罪をかぶったイルグ…。それを知ったドゥルホが、検事長のシン・ヨンイル(キム・ガプス)に頼んでイルグの控訴を取り消した。自身が犯罪者になること防いだのに、スリ犯になっているイルグを見て怒ったドゥルホは、イルグを責める。しかし、検事になって施設の人たちを忘れたかのように暮らしていたドゥルホを恨んでいたイルグ。結局イルグの仲間に殴られてドゥルホは気を失ってしまう。
後日、ドゥルホを訪れたイルグは、昔同様、兄弟のように過ごしたいと話し、仲直りする二人。しかし、イルグはその帰り道、交通事故で亡くなってしまう…。
イルグの葬式に参加して号泣するドゥルホ。そのとき、テレビで3年前のホームレス放火殺人事件のニュースが流れる。代わりに罪をかぶりそうになったイルグの控訴を取り消した自身のせいで、未解決のままだった事件。新たに濡れ衣を着せられ逮捕された人を見たドゥルホは責任を感じる。
そして、自身のせいで捕まった人の弁護をするため、ホームレスから一変、弁護士として3年ぶりに法定に姿を現すことに…!