あらすじ
10年前のあの日。司法試験に合格し、ついに念願の検事になったヒョヌ（ユ・ジテ）。世界の誰より愛する恋人のミンジュ（キム・ジス）を、見知らぬアパートに招待する。
バラの花束一束と共に恥ずかしい告白。「愛してる。俺と…結婚してくれる？」
1995年6月29日、結婚準備のためショッピングする約束をしていたヒョヌとミンジュ。ヒョヌの職場を訪れたミンジュにヒョヌはまだ仕事が残っていると、一人で行くのは嫌だから待つという彼女の背中を押し、無理にデパートへ行かせた。「ミンジュ、すぐ行くから！カフェで待ってて！分かった？」
仕事を終えたヒョヌが急いで彼女の待つデパートの前に到着した瞬間。ミンジュが今ヒョヌを待っているそのデパートが、凄絶な轟音と共に彼の目の前で凄惨に崩れてしまった…。そして10年後、現在。
誰より大切にしていたミンジュを失くし、癒えることのない傷。そして彼女を死に追いやったのは自分だという罪悪感でヒョヌはこの10年を過ごしてきた。いつも笑顔で明るい青年だったヒョヌは、もうその笑みを失くし冷たい検事になってしまっていた。
そして世間と圧力に押され休職処分を命じられ、喪失感にさいなまれていたヒョヌに、1冊の日記帳が届くのだが…。
