あらすじ
きしむ重い木の椅子、何百年の間ゆっくり腐食されて来た場所、そしてその歳月を共にした名前の分からない幾多の若者たち。
ハーバードの図書館は灯りが消えない。
そこの若者達は百年前と同じ、今も図書館の片隅で夜をあかし、彼らの胸には常に夜明けの冷ややかさが滲んでいる。
このドラマは、世の中で一番熾烈な所、ハーバード大学で出会った人々の話だ。目的は違うが彼たちの共通点は、学問を喜んで楽しむ熱情、一番つらい所で自分をかなぐり捨てることのできる覇気だろう。主人公たちは、まさにその中心に立っている人々である。