あらすじ
先天性聴覚障害のリュ(シン・ハギュン)にとって、姉(イム・ジウン)は唯一の家族だった。
慢性腎不全を患っている姉は、容体が悪化し心臓を移植しなければ余命僅かであるとの診断を受けた。姉と血液型が違うために移植手術ができないリュは、臓器密売団と接触し自身の心臓と全財産1千万ウォンを渡し、姉の為に心臓を受け取ることに。
だがそれら全てが詐欺であることを後日知ったリュ。その時、病院から姉に適合する心臓が見つかったと電話がかかってくる。「1千万ウォンあると言っていたでしょ?それで手術ができるよ」
…手術の機会を逃すこととなり、自責するリュを見て彼の恋人ヨンミ(ペ・ドゥナ)は子供を誘拐することを提案。「必要な金だけ奪って返すの。これは善の誘拐よ…」
偶然知った中小企業の社長ドンジン(ソン・ガンホ)の娘ユソン(ハン・ボべ)を拉致したリュとヨンミ。だが金を受け取る日、リュの誘拐の事実を知った姉が自殺し、ドンジンの娘ユソンも偶然の事故で川で溺れ亡くなってしまう。仕事にだけ没頭し離婚されてしまい、会社すらも経営難となり、娘だけが生きがいだったドンジンは、娘の死の前に復讐を決心する…。
姉を亡くしたリュも自身が誘拐を選択するきっかけとなった臓器密売団への報復を準備するのだが…
果たして彼らの結末は?