あらすじ
ソウル大学3年の学生が、警察に連行され無念の死を遂げる…。
これは、故パク・ジョンチョル氏の人生を扱った物語だ。
韓国最高とされるソウル大学に入学したジョンチョル。地元の友達ソクホと毎日を過ごしていた。
親孝行息子と呼ばれていた2人だが、ある日ソクホが現政権に反対する団体に合流してしまう。最初は止めていたジョンチョルだったが、彼も自然と足を踏み入れてしまっていた。
ジョンチョルは母を思うと心が痛かったが、罪のない人たちが靴で踏みつけられ、髪をつかんで引きずられたりしているところを黙ってみているわけにはいかず自身の決心にしたがうのだが…。
ある日、指名手配されている人物の所在を知っているとし拘束されたジョンチョルは、調査を受けていた対共分室で亡くなってしまう。
警察側は彼の死を“ショック死”とし、事件が大ごとになる前に火葬を要求するのだが、これがのちに“拷問死”であると判明する…。