あらすじ 愛に対して伝わっている幾多の秘法と名言と公式のように恋人達の別れにも公式があるという。 別れの場面ではいつも雨がざあざあ降って、捨てられた人は去った人を思いながら涙を流すが相手の幸せを祈ってあげるというのがまさに別れの公式だというのに。善良すぎるのだ。たまには、冷たく突き放した相手を捕まえて自分の前に跪かせてもいいのではないだろうか。そして残った感情と傷に対する補償を要求しよう。失恋の話が全て、話の終わりではない。 もう終わってしまったような愛にもアフターサービス期間が必要だ。