あらすじ
昔愛した人の影を忘れることができない女、ヨンジュ…傷だらけの男、イヌク…意気地のないジェミン…執ような欲望の化身スジョン…金だけが唯一の価値になってしまった世の中で、本当に我らが探さなければならない価値は何かを四人の若者達の人生を通じて描く。新しい会社と合併を進行中のジェミンは、相手の会社の工場を調査するために婚約者のヨンジュと一緒にジャカルタへ飛ぶ。スケジュールが詰まった出張だから付いてくるなというジェミンの言葉にもかかわらず、昔恋したイヌクがジャカルタで勤務中という同窓会報の近況欄を見たヨンジュは、ジェミンにせがんで付いて行くのだった。
イヌクがジャカルタにある工場勤務を希望してから三年。単純に繰り返される工場業務の外にすることとはゴルフ、スイミング、そして女を買う事だけである。そんな場所でイヌクは、一緒に勤める韓国人とも仲良くすることもなく自分だけの世界に閉じこもって暮している。ヨンジュの系列会社として会社が合併されるという事を聞いて会社を辞める決心をしたイヌクは、インドネシアを去る前にバリでも見物して見るつもりで休暇願いを出す。しかし急なジェミンの訪問で工場長の哀願を受けたイヌクは休みを一日延ばされるのだが…