あらすじ
精神的、肉体的成長が以前に比べて早くなった今日、社会と生に対して真剣に悩み始める時期はまさに中学時代だ。思春期の女子中学生の目を通じて、彼女らの純粋な理想と夢、葛藤を描く。インターネットがコミュニケーションの主なツールになったデジタル時代の子達は、一日一日ちがう新しさを追い求める。<四捨五入>は男子学生中心、あるいは男子学生の視線から思春期を扱った既存青少年ドラマのフレームを脱皮して、十五歳の女学生にスポットを当てた。女の子の纎細な心理描写を中心に、思春期特有の事件を並べるよりはその同年代の女の子達の鋭敏な感性と視線を通じて、彼女らの悩みと葛藤を深く見つめる内容だ。勉強のできる姉と双子の弟の間に挟まれた次女のオクリム(コアラ)。今まで辛い家事を引き受けながらシンデレラを夢見る「善良なオクリム」の役割をたっぷりして来たのだが..だんだん現実に対して怒りが生じ始めた頃、姉のイェリムがベッドから落ちてしまう事件が起きる。
オクリムはとうとう母にベッドを買ってくれとねだり始める。意外にこころよく許諾してくれたが、実際に家具屋で買ってくれたものはイェリム(オ・ヘッニム)のもの。オクリムには古いベットを使いなさいと言う。今度はどうしても譲ることができないオクリム。欲しくてたまらないお姫様風ベッドはオクリムのもとへやってくるのか?