あらすじ
アメリカ留学中の韓国人女性イ・ヒャン(イ・ヨンエ)は、学校の友人たちとサハラ砂漠を旅行中に、密輸業者と間違えられ抑留されてしまう。
アルジェリアと国交がない韓国出身のヒャンだけが一人、タマランセットという見知らぬ村に連れて行かれ、北朝鮮の外交官ハン・スンヨプ(チェ・ミンス)の取調べを受けることになった。
スンヨプは、北朝鮮の高位幹部である父親の力で、幼い頃から最高の教育と訓練を受けてきたエリートだった。
祖国を愛しながらも自由体制を求めるヒューマニストのスンヨプは、密かに革命要員を養成する任務を引き受けていた。
スンヨプは、ヒャンに北朝鮮人として裏ルートで出国することを勧め、フランス行きの飛行機に乗れるよう手配し仕事へと戻って行く。
スンヨプの友人モハメッドの家で出国を待つヒャン。しかしいくら待っても出国許可は下りず、お金も底をついてしまう。