あらすじ
“家系の女子にのみ、この『怪力』の能力を授けよう。その力は決して私利私欲のために使ってはならない。もし使えば、力を失うだけではなく、病魔がその体を蝕むであろう…”
先祖代々伝わる不思議な能力を引き継ぎ、赤ん坊ながらに助産師を蹴り飛ばすほどの“怪力少女”として生まれたト・ボンスン(パク・ボヨン)。成長した彼女は、力を隠し続けなければいけない現実に疲れ果て、その息苦しさをオンラインゲームで解消していた。
そんなある日、幼稚園バスで園児を送迎中の運転手が、チンピラにからまれている現場を目撃したボンスン。すぐさま警察に連絡しようと携帯電話を取り出すが、それに気付いたチンピラに詰め寄られ、携帯電話を破壊された挙句に顔を叩かれてしまう。
プチン!その瞬間に堪忍袋の緒が切れ、チンピラの顔にキツ~イ平手打ちをお見舞いするボンスン。余りの衝撃に、チンピラの歯は吹き飛び、頬には真っ赤な手の平の跡が…。その後次々と襲いかかるチンピラを軽々と投げ飛ばして撃退するボンスンに、バスの中の園児たちは手を叩いて大喜び!
そしてその姿を驚愕の眼差しで見守っていたのは、偶然現場に車で通りかかった、ゲーム会社のCEOアン・ミンヒョク(パク・ヒョンシク)だ。ミンヒョクは最近自身の周りで起こる不穏な出来事に頭を悩ませていた。暴漢に襲われたり脅迫を受けたりの日常に不安を感じ、彼はボディーガードを欲しているところだった。
チンピラとの件で警察に連行されたボンスンと、目撃者兼通報者として警察に出向いたミンヒョク。二人の間につながりができ、ボンスンに好意を抱いたミンヒョクは、ボンスンを用心棒として雇いたいと申し出て…!?