あらすじ
“犯罪の《ゴールデンタイム》は3分だ。生死の岐路に立たされた被害者を救え!”
「112(※)通報センター」。通報を受ける職員は“相談員”と一見平凡な呼び方をされてはいるが、ここは生と死の境を分ける最も緊迫した瞬間が集まる戦場だ。
※「犯罪申告」専用ダイヤル。日本でいう110番。
刑事ム・ジニョク(チャン・ヒョク)は3年前、妻を失った。暴漢に暴行を受けた後に殺害され、その遺体は身元確認が難しいほど、無残に毀損されていた。
有力な証拠とともに容疑者が検挙されて裁判が行われたが、事件当時に通報を受けたという112センターのカン・グォンジュ(イ・ハナ)は、これに異を唱えた。「事件当日に聞いた声と違います」
「あいつは一体何を言っているんだ!」グォンジュの主張により結局容疑者を監獄に入れることに失敗し、ジニョクは激怒。犯人から金を受け取って偽証をしているのではないかと疑いを募らせる。
―3年後、アメリカ留学を終えて帰って来たカン・グォンジュは、ジニョクが所属する警察署の112通報センター長に就任することになった。彼女はどんな小さな音も聞き分けることのできる絶対聴覚能力を持っていたのだ。
グォンジュはセンター長として、警察庁長官にこう直訴した。「初動検挙のできない事件が多すぎます。システムを変えて112通報センターを拡大し、初動検挙専門の“ゴールデンタイムチーム”を新設します」
センター長にグォンジュが就任したことを知ったジニョクは、彼女に過去の怒りを直接ぶつける。反発し合う二人だったが、その時センターに通報が…。
グォンジュはタイマーをセットし、ジニョクに出動命令を出す。「なぜお前が俺に命令を…」怒るジニョクだったが、「助けて」と泣き叫ぶ少女の声を無視できず、彼女の元へと急行した…。
“3分で到着、5分で現場確認、10分で検挙”
犯行現場の《ゴールデンタイム》を死守する112通報センターチームの熾烈な記録を描く捜査サスペンス。