あらすじ
可愛い二人の子供がいる平凡な女性が、死の宣告を受けて周辺を整理しながらもっとも哀切に感じる家族愛と小さいけれど大切な幸福に対してもう一度考えさせられるドラマだ。<ローズマリー>は単純に、癌によって限られた人生を生きる人の物語を描いたドラマではない。生が何ヶ月かしかない女性と、彼女を見守りながら過ぎ去った時間を反省する夫、彼女の代わりに子供の母親にならなければならない思慮分別のない若い女性と、愛を一度も表現できなかったが最後には愛を感じて切なくなる男…。これらの人物たちを通じて、本当の生の意味が何なのかを考えさせるドラマだ。
二人の子供を持った平凡な主婦ジョンヨン(ユ・ホジョン)は、隣家の女性が癌という事実を知って衝撃を受ける。一方無分別な夫ヨンド(キム・スンウ)は、自分が開発しているゲームのモンスターを描いてくれるデザイナーに会いに行くのだが、男だと思っていた人物が20代の女性キョンス(ペ・ドゥナ)だと知って荒てる。ジョンヨンは隣家の女性の病気を知ってからヨンドに定期検診を受けさせようと、無理やりヨンドを連れて学校の先輩である医師ジソブを訪ねる。ヨンドが検診を受けている間、ジソブはジョンヨンを眺めてから無理やり検査を受けさせる。ジソブはジョンヨンに精密検査を受けるように言い、ジョンヨンはそんなジソブの言葉に不安を感じるのだが…。