あらすじ
妖怪が見えるチン・ソンミ(オ・ヨンソ)は、その能力のせいでいつも独りぼっち…。
そんなある日、ソンミは、一振りするだけで妖怪を退治できる不思議な杖を持った牛魔王ウ・フィ(チャ・スンウォン)に出会う。
牛魔王は、ソンミにある“取引”をもちかけた。
「五行山という場所にある『パチュソン(芭蕉扇)』という扇が必要なのだが、訳あって自分は取りに行けない。ソンミが代わりに扇を持ってきてくれたら、不思議な杖をあげる」
と言うのだ。
妖怪に困らされていたソンミは、この“取引”に応じ、パチュソン(芭蕉扇)を探しに行くことに。
五行山に辿り着き、無事パチュソン(芭蕉扇)を見つけたソンミ。
手に取り、出ていこうとしたその時、目の前にソン・オゴン(イ・スンギ)が現れる!
オゴンは、ソンミが牛魔王に騙されているのだと話し、不思議な杖など無くても、自分がソンミを妖怪から守ってあげるから一緒にここから出ようと提案する。
「お前が俺の名前を呼んだら、いつでもどこでも守りに駆けつける」
という契約を交わしたうえで、ソンミはソン・オゴンにかかっている封力を解き、共に五行山から脱出…!
しかし脱出した瞬間、孫悟空の態度が豹変!なんとソンミの記憶から自分の名前を消して逃げ去ってしまうのだ…。
___25年後。
ソンミは自分の能力を生かし、いわく付き物件専門の不動産会社の女社長になっていた。
一方オゴンはというと、オゴンを五行山から逃がす機会を作ってしまったことに負い目を感じる牛魔王と同居生活を送っていた。
ある日、ソンミは妖怪に襲われ血を流してしまうのだが、ソンミの血の匂いに妖怪たちが集まりだす。実は、ソンミには三蔵法師の血が流れていて、妖怪たちの間では「三蔵法師を食べれば永遠の命と強い力を得られる」という噂が広がっていたのだ。
ソンミが妖怪たちから逃げるその時、ソンミの前に現れたオゴン!
自分を守ってくれたと感動するソンミだが、オゴンは三蔵法師の血が流れるソンミを食べることで頭がいっぱい…。
ソンミは牛魔王に近づきオゴンの名前を聞き出すが、名前を覚えておくことが出来ない!
そこで牛魔王はソンミに金鋼箍(クムガンコ)を渡す。
これがあればオゴンを自分の思い通りにできると言うのだが、その使い方は…キス?!