あらすじ
客室乗務員のアン・スンジン(キム・ソナ)は、旦那を他の女に奪われてしまった過去を持つ。その上、旦那の残した借金返済に苦しみ、躁うつ病も抱える45歳、死ぬことよりも生きていることの方が辛いと、日々を悲観している…。
そんな彼女はある日、友人から男性を紹介された。久しぶりの縁談に気合いを入れて、待ち合わせ場所に。そこはとある高級ホテルのロビーだったが、スンジンの前に現れたのは…
雪山登山の重装備でそのまま来た、その場には似ても似つかわない男性、ソン・ムハン(カム・ウソン)だった。
その姿に拍子抜けするスンジン。
だがムハンの目は、期待に満ちていた。
というのも実はこの2人、すでに一度出会っているのだ。
6年前。
墜落の危機に面した機内で、乗務員のスンジンと乗客のムハンは出会った。
お互い離婚し家族を失ったタイミングで、喪失感に苛まれていた時期だった。墜落の危機にあるにも関わらず、ムハンはスンジンに家族との写真を焼いてくれと頼み、ベルト着用を拒否。
だがこれにスンジンはこう答えた。
「私だってこのまま墜落してほしいんです…!自殺よりその方がましだと思うから」
突如発せられたその言葉が印象に残り、ムハンはスンジンのことをしっかりと覚えていた。今日会うことにしたのも、あの時ネームプレートにあった名前と同じだったから。
しかし、一方のスンジンは全くムハンのことを覚えていなかった。それどころか、「こんな見た目の男性なんて…」とまで思うほど。
再婚を目的として来たわけではなかったムハンは、自分を全く覚えていないスンジンにあきらめて帰ろうとした。
だが、その時…
「私たち、7回会って、それで合うようなら一緒に暮らしましょう」
何を思ったのか、突然の提案をするスンジン!ムハンはこれに、どう反応するのか…?!