あらすじ
2年前、ヨンハ(キム・ジュヒョン)はカフェ事業を始めようと、サラ金に手を出してしまった。危ない目に遭いそうになった直後、父に助けてもらうも、多額の借金を父に支払ってもらうという迷惑を掛けてしまった。そこからカフェ はすぐに廃業へ…。
カフェの後片付けをしていたヨンハのもとに、恋人のイ・グァンジェ(キム・ジフン)がやってきた。「こんな繁盛しない店、早く閉店して正解だよ!」とのんきそうに笑顔で話す彼。続けて「旅行に行こう」などと明るい話をしてくるグァンジェだったが、ヨンハは、彼との別れを決めていた…。
「私たち、別れよう」
ヨンハからの思いもよらぬ発言に、最初は戸惑いを見せたグァンジェだったが、後に怒りの表情でこう言った。
「こんなカフェを営むようなやつ、こっちから願い下げだよ!」
そうして2人は、半ばケンカ別れとなってしまったのだった…。
―それから2年後。
ヨンハのアルバイト先のレストランに、ある日突然、グァンジェが新しい恋人とともにやってきた!
“なんでよりによってこの店に…。知らないふり知らないふり”
何食わぬ顔で接客を行っていたヨンハだったが、ここで大失敗をしてしまう。自分のミスで、グァンジェたちのテーブルをめちゃくちゃにしてしまったのだ。さらに悪いことに、グァンジェの彼女の超高級なカバンまでも汚してしまい、当然、彼女はご立腹。
弁償を要求する2人に対して平謝りをする店長をよそに、ヨンハの中ではふつふつと沸き上がるものがあった。グァンジェの他人を装った横柄な態度、そして自分に見せつけるような彼女とのラブラブぶり!だんだんと腹が立ってきたヨンハは、払えもしない金額を自分で払うと、大口を叩いたのだった…。
それから数日後、ヨンハは離れて暮らす祖母と買い物に行こうと待ち合わせをしていた。
だが、祖母はなかなか現れない。心配していると、祖母がオートバイと接触事故にあったことを知る…。すぐさま病院に駆けつけると、祖母のそばには、ヘルメットを持ったバイクの運転手らしき男が一人。
犯人であると確信したヨンハは、その男に襲い掛かった!その男の顔を見ると…なんと、数日前にも顔を見たイ・グァンジェだった。
聞けばこれは接触事故ではなく、突然道路に出てきた祖母を避けようとグァンジェが横転、祖母も驚いて転んでしまったというだけ…。
これは、偶然?
2人の想いは交錯する。
“この間のことといい今日といい、この町内とは離れた場所に住んでいて来るはずもないグァンジェがなぜ…?”
“ヨンハ、これまでずっと俺がお前を想い続けてきたこと、お前は知らないだろ”
実はお互いまだ好き同士であることを、2人は知る由もなく、すれ違うのだった…。