あらすじ
偶然目の前で車両事故を目撃したユン・ジヨン(イ・イネ)。昔、自分が事故に遭ったときの記憶がよみがえる…。
塾で美術を教えていた彼女は、結婚して子どもを授かり幸せな毎日を過ごしながら、夢見てきた職員採用試験の準備もしていた。
そんなある日、夫の運転する車でドライブ中、対向車と衝突する事故に遭い、夫とお腹の子を亡くしてしまった。完全に対向車の過失だったが、ドライバーは逃げたのか、行方知れず。一人生き残った彼女のそれからは、加害者のドライバーを捜す日々。だが結局、ドライバーを特定することはできなかった。
生きる気力をなくしていたジヨンだったが、このままではいけないと自身を奮い立たせ、もう一度生きる勇気を出し、再スタートを切ることに。
しかし、運命は残酷にも、ジヨンにまた違う試練を下したのだった。
母の事業が失敗し、さらには母の再婚相手の義父までも借金を抱え、家庭は崩壊。義父の借金を返すためと、彼女は“代理母”の提案を受けるのだった。
“代理母”を依頼したのは、財閥家に嫁ぎ、子どもを授かれずに姑から嫌味と催促をされ続けていたチェ・ギョンシン(ウ・ヒジン)。
彼女は、孫を強く望む姑から、子どもが授かりやすくなるとされるあらゆるものを試させられ、それでも文句を言わず耐えてきた。だが、病院で検査を受けると“子宮腺筋症”と判明。「妊娠はできない」との診断を受けてしまった。
そこでギョンシンが考えたのが“代理出産”。それ以外には、離婚しか道がなかったからだ。
この提案に、ジヨンは悩んだ末“代理母”となることを決意。
だが、ただお腹を貸すだけの“代理母”のはずが、授かった子どもにこの上ない愛情を抱くこととなり…。