あらすじ
時は1931年、京城(現在のソウル)で繰り広げられる、祖国の名誉に命をかけた者たちの物語。
朝鮮人でありながら、両親を殺害された事により、日本人に育てられたイ・ヨンジン(イ・ヨウォン)。
彼女は朝鮮人初の女性外科医として、朝鮮にて働いていた。
そしてある日、大学時代の同級生、キム・エスド(ユン・ジヘ)がヨンジンの勤める病院へと内科医としてやってきた事を喜ぶヨンジンであった。
時を同じくして、朝鮮の独立運動団体である「義烈団」の団長、キム・ウォンボン(ユ・ジテ)は、組織を裏切った団員を探していた。
義烈団を裏切った団員は、日本側である松浦警部(ホ・ソンテ)と「自分を日本に送る代わりにスパイの情報を渡す」と取引を交わそうとするが、取引最中にウォンボンがその取引を発見。
情報を松浦警部に漏らす前に、裏切った団員はウォンボンの銃弾に倒れてしまった…。
情報提供者を失いたくない松浦警部は、急いで団員を病院へと搬送する。
そこで撃たれた団員の手術を執刀したのが、ヨンジンであった。
団員はヨンジンの手術の甲斐あって、一命を取り留めるが未だ昏睡状態にいた。
そんな状態の団員を無理やり起こしてスパイの情報を聞き出そうとする松浦警部の行動に、ヨンジンは仕方なく団員に注射を打ち、意識を取り戻させた。
そして団員が口にしたのは「青い鳥、朝鮮人の女医が必ず自分を殺しに来る」という言葉。
ヨンジンはそのスパイの正体が、エスドなのではないかという疑いを持ち始める。
そしてある晩、自分を裏切った団員がまだ生きていると知ったウォンボンは、団員が入院している病院へと忍び込む。
再び団員に銃を向けるが、その銃を止めたのはヨンジンで…。