あらすじ
児童福祉士として働くウギョン(キム・ソナ)は、夫と娘と共に、お腹にいる子どもを心待ちにしながら穏やかな生活を送っていた。
一方、世間では、夫が殺した子どもの遺体を、証拠隠滅の為に火にかけた女、パク・ジヘ(ハ・ジュヒ)が出所した事で、「そんな悪魔を社会に戻してはいけない」と大騒ぎ。
結局、ジヘは以前住んでいた部屋で焼身自殺を図ってしまった。捜査に乗り出した刑事のカン・ジホン(イ・イギョン)は、事件現場で家族写真を見つけた。
その裏には「麦畑に月が浮かんだら…」の文字が。
そしてウギョンは、以前からおかしな言動を続けていたシワン(キム・ガンフン)のカウンセリングに向かう途中、突然母親にキャンセルされてしまったため、家に帰ることに。だがその道で、突然道路に出てきた緑のワンピースを着た女の子を車で轢いてしまうのだった!
警察で事情聴取を受けていると、「事故の被害者である“男の子”が亡くなった」との一報が入る。
女の子の姿を見ていたウギョンは困惑し、自分が轢いたのは“女の子”だったと警察にも訴えかけるが、実際に息を引き取っていたのは、見た事のない男の子であった。
そして、その死亡した男の子には身寄りがない事もわかった。
自責の念に苛まれるウギョンに、夫のミンソク(キム・ヨンジェ)は、身寄りがない事で無罪の可能性も高くなると諭すが、ウギョンはせめてもの罪滅ぼしにと、男の子の遺品を整理する事に。
すると男の子の履いていた靴の裏から、家族を描いた1枚の絵が見つかった。
ウギョンが、ふとその絵の裏を見ると、そこにはパク・ジヘの自殺現場の跡から見つかった家族写真の裏と、同じメッセージである「麦畑に月が浮かんだら…」という文字が書かれていて…!