あらすじ
2046年、人口の高齢化が進み、療養病院の患者数も増えていった。患者の看病をする保護者の為に、看護用ロボットの支給が当たり前になった世界。
植物人間になってしまった母を約10年もの間、面倒を見ているジョンイン(イ・ユヨン/1人2役)は、自分の顔にそっくりな看護ロボットに会話機能も追加して購入し、「カン・ホジュン」という名前を付けた。
“カン・ホジュン”(イ・ユヨン/1人2役)には人口知能も搭載されており、ジョンインとは会話を通してコミュニケーションを取る事ができ、ジョンインが寝てしまった時のために待機していたり、病院の診察予約もあらかじめ取る事が出来た。
“カン・ホジュン”は看病が必要である患者の他にも、その患者を看病する保護者のケアの役割も同時に担っていた。
ある日、ジョンインの母の隣の病室で、認知症にかかった夫の看病をしているジョンギル(ヨム・ヘラン)が、看護に疲れ、自ら命を絶ってしまう。
同じ境遇にあったジョンギルの死に、深い衝撃を受けるジョンイン。
苦しむジョンインを目の前にした“カン・ホジュン”は、自分が面倒を見ている2人のうち、患者である植物人間の母を助けるか、保護者であるジョンインを助けるか、苦悩に陥るのだが…。