あらすじ
雨が降りしきる日…。世子嬪が双子の子どもを出産した。一人は男の子、もう一人は女の子で、この事実を知った府院君は、民心の乱れを恐れ女児の命を奪おうとした。
だが世子嬪は「女児は生まれてすぐ亡くなってしまった」と嘘をつき、こっそり宮の外へと送り出すのだった…。
そうして月日は経ち、成長した世孫。さらに、両親のいない状況で育った世孫の双子の片割れイ・フィが、どんな運命のめぐりあわせか宮女として仕えることとなった。
そうして彼女が双子の女児であることがバレないはずもなく、王はフィを殺害するよう命じる。
だがフィが宮女になってからというもの、世孫は時折フィと入れ替わり町に出ていた。その日も、そんなこととはつゆしらずな世孫とフィは入れ替わっていた日で…不運にもフィではなく世孫が殺害されてしまった…。
そのままフィは世孫としての人生を生きることとなるのだが…。