あらすじ
オートバイで家をまわり、鍵穴にチラシを入れる。
長い間チラシが入ったままの家は空き家、すなわち長期間出入りのない家ということになる。
テソク(ジェヒ)は、そうやって空き家を見つけては少しの間住み着き、また次の家を探しに行くという生活をしていた。
ある日テソクは、空き家だと思って入った家で、アザだらけの女性を目にする。
夫の執着と所有欲で、家の中に閉じ込められた彼女は、ソナ(イ・スンヨン)といった。
「連れ出してほしい」
ソナの空虚な瞳がそう物語っているようで、テソクはソナを連れて家を出る。
テソクと暮らすようになったソナは、除々に「人がいる」空間に慣れていく。
自然に愛し合うようになる2人。
だが、空き家で暮らしていたところを発見されて、ついに捕まってしまう。
夫のもとに戻されたソナと、拉致容疑をかけられたテソクは…。