あらすじ 日本人の婿を固く反対していた両親。 母は大阪から初めて挨拶をしにきた婿のため、はち切れそうなほど中身を詰めた鶏肉の水煮を作る。 私はそれが理解できない疑問だらけだったが、旦那にはただ不思議なだけの私の家族。 ある日、母は誰にも話せなかった故郷である済州島でも思い出を話す。 今ではどんどん忘れていく痛ましい記憶を抱いて、婿が作った鶏肉の水煮を食べて済州島に向かう。 「お互いに考えは違くても、ご飯は一緒に食べよう」 私たちは食口です。