あらすじ
1977年、韓国・全羅北道(チョルラプット)の「裡里(イリ)」駅で、大規模な爆発事故が起きた。
40トンのダイナマイトを積んだ貨物列車が爆発し、付近の住宅が全壊、大勢の死傷者と被害を出した。
事故後、地名は「裡里」から「益山(イッサン)」へと変わり、人々の記憶からも薄れていった。
ジンソ(ユン・ジンソ)は爆発事故の微震の影響を受けて産まれた。
両親は事故で亡くなり、ジンソは兄のテウン(オム・テウン)と「裡里」で暮らしてきた。
兄妹にとって「生」は日に日に重みを増し、テウンはジンソの痛みを理解する余裕も失っていく。
事故から30年。
生き残った人々の物語が、まだ「裡里」には残っている…。