あらすじ
「私はこれから、どこへ行けばよいのか……」
癸酉靖難(きゆうせいなん)が朝鮮を揺るがし、幼い王・イ・ホンウィは王位を追われ、流刑の旅に出る。
一方、江原道・寧越(ヨンウォル)の山奥にある村、クァンチョンゴル。村長のオム・フンドは、暮らしに困窮する村人たちを救うため、清泠浦(チョンリョンポ)を流刑地にしようと奔走していた。
「どんな手を使ってでも、あのお方を我々のクァンチョンゴルにお迎えしなければ」
しかし、村長が大きな期待を胸に迎えた人物は、王位を追われたイ・ホンウィその人だった。
流刑地を管理する責任者として、彼の日常をすべて監視しなければならない村長。そんななか、生きる気力を失ったイ・ホンウィのことが、次第に気にかかるようになっていく……。
1457年、清泠浦。歴史が消し去ろうとした物語。