あらすじ
頭脳明晰なガンジンは、全国でもトップクラスの成績を収めながらも、拳が先に出る性格のため、各地の学校を転々とする生活を送っていた。水商売じみた店で働き、女手一つでガンジン兄弟を育てる母と、"最後の転校"ということで訪れた母の縁故地の田舎町で、ガンジンは地元の韓医の名家の娘・ジワンと出会う。
ある日、ちょっとしたいざこざの最中に、ガンジンは父が唯一残したペンダントを河原でなくしてしまう。その騒動の一因を作ってしまったジワンは、人知れず川でペンダントを探そうとするが、そこへ田舎からソウル大に進学した自慢の兄が帰ってきて、ジワンを手伝って川に潜るうちに水難事故で帰らぬ人となってしまう…。
8年の月日が流れ、ガンジンはアメリカ留学を経て新進気鋭の建築デザイナーとしてソウルの大企業に就職。血の気が濃いのは相変わらずで、会社の重役にも食ってかかる。
そんな中、勤め先の秘書室の友人から代理で出席を頼まれた婚約発表会に出席したガンジンは衝撃的な光景を目の当たりにする。
時間になっても姿を現さない新郎、そしてその事実を健気にもとつとつと説明して謝罪をする新婦の姿—。見覚えのある顔に慌ててめくった招待状には、"ハン・ジワン"の名があった…。