あらすじ
アルツハイマーにかかり、領収書をお金と錯覚する母親と、博打にはまった兄と同居しているマンス(ヒョンビン)。
サラ金業者に追われた兄はマンスからお金を引き出そうとするが、マンスに断られて自殺してしまう。
兄を失ったショックと自責の念、そして兄が残した借金とサラ金業者から受ける暴力で、マンスはとうとう正気を失う。
それから、マンスは紙きれを小切手だと信じて、金額を書いた紙きれをばらまきながら「幸せだ!」と叫ぶようになる。
そんなマンスを担当する看護婦がスギョン(イ・ボヨン)。
スギョンも、父の医療費にあてた借金がかさみ、さらには交際していた医者から別れを告げられて、気が狂いそうな日々を生きていた。
現実から離れ、無邪気に幸せな日常を過ごすマンスを見てスギョンの心が動くのだが…。