あらすじ
二十九才に結婚、三十才に勉強がしたい夫を留学させて面倒を見ながら暮して来た彼女。結婚6年目である彼女には子供もなく、夫もなく、愛もなく、ただ三ヶ月前に来た離婚届けの書類が一枚あるだけだ。彼女は女ができたという夫の手紙と一緒にきた離婚届けに、怒りより未練のせいでまだ印鑑を押すことができない。胸が締め付けられて、毎日がとても苦しい。そんな彼女は偶然にも大学のサークルの同窓会に参加する。そしてそこで15年ぶりにヒョクチュ(チョ・ミンギ)に会った。
ムンギョンという女とヒョクチュという男。寂しさという共通点が徐々に二人を引き寄せる。同級生と言う若き日の記憶から、次第に打ち解けていく。彼女はヒョクチュに自分の過去をすべて話すようになり、ヒョクチュは喜んで彼女の味方になっていく。彼女はそんな彼が好きだった。それとともに彼女は、ヒョクチュが死別した先妻を恋しがっているのを悟る。彼女は寂しかった。母親が亡くなった時よりもっと…。