あらすじ
時は朝鮮中期、身分が低い芸者から大商人にまで上りつめたマンドク(イ・ミヨン)は、済州島に大飢饉が押し寄せたとき、人々を飢餓から救った女性の大富豪である。
幼い頃両親を亡くしたマンドクは、芸者に預けられてその道を進んだ。
しかし、チョジャ※2で幅をきかせているハルメ(コ・ドゥシム)から学んだ商人魂と持ち前のビジネスセンスで客主※3を組織し、富を築くことに成功する。
マンドクとの身分の差により、叶わぬ思いを抱きながらマンドクを支え続けるホンス(ハン・ジェソク)。
一方で、欲しいものは必ず手中に収める冷血な男ユジ(ハ・ソクジン)が、マンドクとホンスの中に割り込んでくる。
ユジもまたマンドクの心を得るために働きかけるが、断られてからはその愛を憎悪に変える。
マンドクの幼なじみムンソン(パク・ソルミ)は、マンドクに対する劣等感や身分を向上させたいという強い執着からマンドクの秘密まで暴きさらし、マンドクを危機に落とすのだが…。
立ちはだかる壁をいかに乗り越え大商人の地位にまで上りつめることができたのか。
済州島を救ったマンドクの生涯が描かれる!
※1:両班(ヤンバン):朝鮮時代の貴族階級
※2:チョジャ:朝鮮時代の市場
※3:客主(ケッチュ):委託販売・倉庫運営・輸送・金融業を営む中間商人