あらすじ
17世紀、朝鮮半島南部に位置する小さな島「済州(タムナ)」。
未開の地で、文明・人種・身分・性別を越えた若者たちの出会いがあった—…。
「済州(タムナ)」には、本土とは違ったしきたりがある。
女は家長として海に出て仕事をし、男は主夫として家事を担当する。異邦人は生きて帰さない。…などなど。
他の女性と同じく、「済州」で海女として生きるボジン(ソウ)は、つらい海の仕事に心底疲れていた。
とはいっても、彼女の収穫はほとんどなく、まわりの海女にからかわれてバカにされる毎日。
「済州」の規則に反発し、遠く陸地を夢見るようになる。
いつものように海に出たボジンは、岩場で"金の海草"を見つける。
喜んで駆け寄った先にあったのは、海草ではなく人間。それも「済州」で固く禁じられていた異邦人だったのだ。
青い瞳をした金髪のウィリアム(ファン・チャンビン)を見て、ボジンは彼の身を案じてかくまうことにする。
一方、名家の一人息子パク・キュ(イム・ジュファン)は、ある捜査のために首都・漢陽からはるばる海を渡って「済州」に到着した。
本土とは大きく異なる未開拓の地を見て閉口するキュ。
貴族として育ったキュにとって、ボジンの家は人間が住む場所にはとても思えなかった…。
青い瞳をした異邦人と、首都からやってきた貴族のエリート、そして「済州(タムナ)」に生きる海女のボジン。
彼らはそれぞれの夢を叶えることができるのか!?