あらすじ
北方遊牧民族の族長キム・ユン(キム・ヒョンイル)は、漢との戦いのなか、臨月の妻チョンギョン妃(ペ・ジョンオク)に脱出を命じて馬を渡す。
国のために残ろうとするチョンギョン妃だが、キム・ユンは生まれてくる子供のために、一族の夢を託して妃を逃がす。
そうして大きなお腹を抱えて脱出したチョンギョン妃は、狗邪(クヤ)※1に向かう奴隷船に乗り込んで船の中で出産する。
しかし、無残にも船が強風によって難破し、陸に上がったときには生まれたばかりの赤ん坊が見当たらず、チョンギョン妃は自分のせいだと悲しみに暮れる。
しかし、死んだとばかり思っていた子供は狗邪の鍛冶長チョバン(イ・ジョンウォン)に拾われており、スロ(チソン)という名前で育てられていた。
子供を亡くしたと思い込んで絶望していたチョンギョン妃は、北の国から来た子供が王になるとの予言を聞いて、狗邪国の新興勢力であるイビガ(イ・ヒョジョン)の求婚を受けてイジンアシ(コ・ジュウォン)を産み、息子が王に見合う男になるよう見守る。
お互いの存在を知らないまま、スロは鍛冶を、異父兄弟のイジンアシは次期王として育てられる。
だが、予言で言われた『北方から来た子供』とは、難破船から生き延びた息子、スロだったのだ。
一方、神鬼村の部族長であるシングィガン(ユ・オソン)は国をまとめて王位に就くことを虎視眈々と狙っていて…。
韓国ドラマ史上初!伽耶(カヤ)※2を背景にした時代劇!
※1狗邪(クヤ):古代朝鮮の三韓のひとつである弁韓12国のうちの小国。
※2伽耶(カヤ):3世紀から6世紀中頃にかけて朝鮮半島の中南部に散在していた小国家群。