あらすじ
コ・ユンジュ(イ・ソンジェ)は、とにかく犬の鳴き声に敏感で、鳴き声が少しでも聞こえようものなら躍起になってアパートの床に這いつくばる。
床、天井。音の出所をつきとめようとするも、どこから聞こえるのかさっぱりわからない。
あきらめてスリッパとジャージ姿でゴミを出しに外に出たら、隣人の部屋の前に子犬がいるではないか!
子犬をさらって地下室に駆け込むユンジュ。さすがに手をかけることはできず、地下室に閉じ込めることで納得した。
一方、アパートの管理室で働くパク・ヒョンナム(ペ・ドゥナ)は、今日もつまらない一日をダラダラと過ごしていた。
そんなとき、子犬を探しているといって子供がチラシを持ってきたため、ヒョンナムはご近所中にチラシを貼りまくる。
帰宅したユンジュは、また癇に障る犬の鳴き声を耳にして急いで外に出るのだが、ヒョンナムが貼りまくったチラシを目にして驚愕する。
「特徴:声帯手術を受けていて吠えることができません」
焦ったユンジュは子犬を解放しようと地下室に向かうのだが、いたはずの犬は消えていて、神経質に吠える犬は隣人ではなく階下のおばあさんが飼っている犬だと知って次はその犬を狙おうと決意する。
それから近所の犬が次々と失踪する事件が発生。
勇敢な市民として表彰されたいヒョンナムは、この機会を逃すまいと犯人を突き止めようとアパートを監視するのだが、衝撃のシーンを目にすることになって…。
目的は?動機は?
『殺人の追憶』、『グエムル-漢江の怪物-』、『母なる証明』のポン・ジュノ監督が手がけた長編映画デビュー作!