あらすじ
男手ひとつで育ったコン・アジョン(ユン・ウネ)は、子供の頃からよく食べ、よく寝て、よく遊んだおかげか男勝りで強情な性格をしている。腕っ節が強くて突飛な言動をとるため、周囲から「将来何になるつもりだ」と心配されもした。
そんなアジョンだが、高校3年生でチョン・ジェボム(リュ・スンス)に恋をし、勉強に没頭するようになる。弁護士の彼に見合う女性になりたいと、一心不乱に取り組んだのだ。
結果、志望の大学に合格。公務員試験も一発でパスした。
しかし、有能な公務員になったアジョンの隣に初恋の彼はいない。
親友の振りをしながらアジョンを狡猾に利用するユ・ソラン(ホン・スヒョン)が、いつの間にかジェボムと結婚していたのだ。
バッサリ振られたアジョンは30を目前にしても相変わらずドタバタな毎日を送っていて、これといった相手はなく、仕事と上司に振り回されてむしゃくしゃするばかりだった。
そんなある日、ジェボムとソラン夫婦にばったり会ったアジョンはソランから「結婚も能力のうち」と言われてプライドを傷つけられ、とっさに結婚したと嘘をついてしまう。
ちょっとした嘘のつもりが、噂が噂を呼び、アジュンが泥酔したときに介抱してくれた大企業の代表理事ヒョン・ギジュン(カン・ジファン)がアジュンの結婚相手だと勘違いされてしまう。
勘違いされた独身貴族ギジュンはというと、ちょうど結婚相手を探そうとしていたところだった。
容姿端麗、財力に経営力、すべてを手中にしている彼は性格まで良いデキた男だ。両親を早くに亡くしたため、弟サンヒ(ソン・ジュン)を思って仕事に励み、弟のために結婚もあきらめたことがある。
だが、見るからにガチャガチャしたアジョンが結婚相手だとは思えない。どうにか周囲の噂を正そうとするのだが、やればやるほど絡みあってしまう。
初恋の痛手が癒えないアジョンは、ギジュンに少しの間だけ結婚相手として振舞ってほしいとお願いするのだが…!?