あらすじ
ボーイング747型の副操縦士ハン・タジン(ク・ヘソン)。
体当たりで仕事に取り組む姿勢は男性パイロットにも引けを取らず、感情的で意固地な性格は彼女の中世的な出で立ちを一層女性から遠ざけている。
しかし、そんな男勝りなタジンにも、他人を配慮して思いやる気持ちはしっかり存在している。
そういった感情が欠如しているのは、ボーイング747型の最年少機長ともなったキム・ユンソン(チ・ジニ)だ。
理性的で論理的。ポーカーフェイスで完璧主義者のユンソンは、天才的な操縦で数々の記録を樹立している。
タジンとユンソンがそろって搭乗した際に、2人の性格と仕事に対する感情はあらわになる。
機内の救急患者をいち早く移送したいタジンは、患者を優先するあまり管制士のカン・ドンス(イ・チョニ)と激しく衝突し、非を認めないタジンにユンソンも声を荒げる。
それでも、母親を機内で亡くした過去をもつタジンはドンスの対応を許すことができずに食ってかかる。
このときはまだ、母親の事故にユンソンが関係していることも、タジンの父親が伝説のパイロット、ハン・ギュピル(キム・チャンワン)であることも、お互い知らないのだった…。