14年間、安重根（アン・ジュングン）義士を演じてきたチョン・ソンファが、スクリーンの中でもその実力を発揮した。韓国のオリジナルミュージカルが映画として制作されて初主演を務めたチョン・ソンファは、その王冠の重さに耐えながら黙々と”夢“への第一歩を踏み出した。

先日、ソウル市内にあるカフェで映画『英雄』に出演する俳優チョン・ソンファと会い、さまざまな話を交わした。『英雄』は、1909年10月にハルビンで伊藤博文を射殺した後、日本法廷の死刑判決を受けて殉国した安重根医師が挙事を準備していた時から死を迎えた瞬間まで、忘れられない最後の1年を描いた作品だ。