女優イ・ヨルムが『ジャングルの法則』でオオシャコ貝を違法採取して物議をかもしている中、彼女に対する善処と番組スタッフの責任を問う国民請願が登場した。 7日、国民請願掲示板には「女優イ・ヨルムさんの懲役最大5年免除を要請し、『ジャングルの法則』の制作スタッフの厳罰を要求します」という文が掲載された。 続いて「今回のことは『ジャングルの法則』のPDと制作スタッフの誤りであり、イ・ヨルムの過ちではないと考える」として「タイのコーディネーターと制作スタッフが事前に十分な内容を彼女にきちんと知らせていれば、このようなことは起こらなかっただろう」と指摘した。 6月29日に放送されたSBSバラエティ番組『ジャングルの法則』では、出演者がタイで生活する姿が映し出された。この日放送で海に狩猟に出かけたイ・ヨルムは、オオシャコ貝を発見して捕獲し、その後の予告編では出演者がそれを食べる姿も公開された。 だが、放送後にタイのマスコミは「ハット・チャオ・マイ国立公園の責任者が、『ジャングルの法則』とに関する捜査を進めることを要請した」と報道した。 オオシャコ貝は絶滅危機種で、タイで保護されているためだ。これを違法採取した場合、最大2万バーツ(約76万ウォン)の罰金や5年以下の懲役刑に処されることがあることが分かった。 騒動が大きくなった5日、制作スタッフは「タイのオオシャコ貝採取に関し、現地の規定を事前に十分に熟知せず撮影した点について、深く謝罪する。今後さらに細心の注意を払って制作する」とコメントを明らかにし、該当放送分の映像を削除した。 しかし、ハット・チャオ・マイ国立公園の責任者はAFP通信を通じて「問題の女優を国立公園法と野生動物保護法違反などの容疑で告発した。最大懲役5年の刑を受けることがある」と警告し、「これは明白な犯罪行為で、私たちは告発を撤回しない。女優がタイにいなくても、警察を通じて彼女を捜し出すつもりだ」と強力な対応を示唆した。 これについて彼女の所属事務所の関係者は「告発に関しては内容を確認し、立場を明らかにする」と伝えた。 (c)STARNEWS