歌手キム・ジュンスが、KBS 2TV音楽番組『ミュージックバンク』に出演しないことをめぐって、放送会社と所属事務所間の立場が交錯している。KBS側はキム・ジュンス側が出演の意思を明らかにしなかったと主張しているが、キム・ジュンス側はKBS側の主張は納得しがたいという立場だ。 先日、KBS視聴者権益センターのホームページにはキム・ジュンスの音楽番組出演を要請する請願が数件掲載された。その中の「公正な放送出演機会を保障してください」、「歌手キム・ジュンスの舞台を放送で見たいです」という題名の請願は8日にそれぞれ同意数 3500件、1200件を超えた。 これに対し、11日にKBS側も公式立場を明らかにした。関係者は「『ミュージックバンク』は週間で音源、CD販売数、放送回数、視聴者選好度などにより順位を定めて発表するプログラム」としながら「したがって該当期間に活動する歌手の中から出演を希望する歌手の間で交渉を進めている。したがって活動意思を明らかにしなかった歌手に対して出演の可否を明らかにすることはできない」と明らかにした。すなわち、キム・ジュンス側が出演の意思を明らかにしなかったという立場だ。 それと共に「KBSは今後多様な歌手に公正な機会を提供する計画」と付け加えた。 所属事務所の立場は違った。これに関して所属事務所側は14日、「地上波バラエティー出演に関して、これまでマスコミを通じて数回出演が不可な理由を尋ねた」としながら「私たちが出演の意思を示さなかったというのは納得が難しい」と答えた。 一方キム・ジュンスは先月10日、ニューアルバム『Pit A Pat』を発売した。 記者:コン・ミナ 写真提供=キム・チャンヒョン記者 (c)STARNEWS