酒に酔った女性スタッフ2人にセクハラ、性的暴行を加えた疑いで有罪が確定した俳優カン・ジファンが、ドラマ制作会社に53億ウォン余りを賠償しなければならないという控訴審裁判所の判断が出た。 26日、法曹界によるとソウル高裁民事19-2部はドラマ制作会社スタジオ・サンタクロースが、カン・ジファンとJELLYFISHエンターテインメントを相手取って起こした不当利得金返還請求訴訟の控訴審において一審を破棄し、原告一部勝訴の判決を下した。 カン・ジファンがスタジオ・サンタクロースに約53億8000万ウォンを支払うものの、ドラマ制作を始めた当時、専属契約状態だったJELLYFISHエンターテインメントと共同で負担するよう裁判所は宣告した。 カン・ジファンは2019年7月9日、自宅において外注スタッフの女性1人にセクハラをし、別の1人に性的暴行を加えたという疑惑で緊急逮捕された。この事件で彼は懲役2年6ヵ月、執行猶予3年が確定した。 これにより彼は、12話の撮影まで終えた『朝鮮生存記』を降板。制作会社は当初20話だったドラマの放送回数を16話に縮小し、残りの分は別の俳優で撮影がされた。 これに対し、ドラマ制作会社はカン・ジファンなどを相手に損害賠償を請求する今回の訴訟を提起した。訴訟一審の裁判部は、カン・ジファンに53億ウォンと遅延利子を賠償し、JELLYFISHエンターテインメントに6億ウォンを共同負担するよう宣告したが、カン・ジファンはこれを不服として控訴した。 記者:コン・ミナ 写真提供=キム・フィソン記者 (c)STARNEWS