2010年11月7日、ドラマ『思いっきりハイキック!』で大ブレイク、日本でも人気を得ているチョン・イルが日本公式ファンクラブのオープンを記念して東京・山野ホールでファンミーティングを開催した。

開演時間の16時をまわり会場の興奮が高まったところで本人が客席から登場。スモークの中からチョン・イルの姿が現れると、会場は大歓声に包まれた。

チョン・イル「(日本語)皆さんお久しぶりです、チョン・イルです!日本のファンの皆さんに会うのをとても楽しみにしていました。」

すらすらと淀みなく日本語で話して、「皆さん!会いたかったで～～す!」と愛くるしい笑顔を浮かべるチョン・イル。長身に似合ったブラックのスーツを見事に着こなしていて、会場からは熱い声援がひっきりなしに飛んだ。

チョン・イル「イベントは1年前のことなのですごく待ち遠しかったですしドキドキしています。今日も素敵な思い出をつくれたらうれしいです。(日本語)どうぞよろしくお願いしまーす!」

昨年6月に開催されたファーストファンミーティングから約1年。チョン・イルは昨年のイベントのおかげで幸せに過ごすことができたとファン泣かせのコメントを送り、参加者がイベント開始前から気になっていたピアノについて口を開いた。

今回は客席中央にピアノが置かれていて入場時から目を引いていた。もちろん、今回のイベントで使われるものなのだろうが、チョン・イルが演奏してくれるのだろうかと開始前からざわめいていたのだ。この日司会をつとめた椎名由紀氏が「弾いてくれるんですか?」と問うと、「期待してくださって良いと思います。」と笑顔で返して観客を喜ばせた。

あいさつが終わると、ステージ上のイスに腰かけてトークタイムがスタートした。

タイトルは『イルのライフスタイル』。「私生活すべてをお見せします。」とのコメントに喜びの声があがった。

映像にはジムで鍛えている姿や、同級生と一緒にサッカーを楽しむ姿、学校生活を送る自然体のチョン・イルがたっぷり込められていた。チョン・イルの話しをまとめると、ジムは週4回、サッカーは週1回、学校には週4回通っているということで、俳優業と並行していると考えただけで、チョン・イルの真面目で誠実な姿勢がうかがえる。

試しに学力テストとして「シェイクスピアの四大悲劇」について質問が出されると、チョン・イルは一瞬の迷いも見せずに「『ハムレット』、『オセロー』、『マクベス』、『リア王』」と即答して観客を驚かせた。

チョン・イル「『美賊イルジメ伝』の撮影で学校を1年休学したんですが、その期間に(シェイクスピアの四大悲劇を)講義していて、僕はそれを学べなかったんです。だから(休学中に学べなかった部分は)自分で勉強して覚えました。」

授業で発表する資料をつくるために徹夜しましたと明るく笑うチョン・イルは、まさにイベントでしか見られない貴重な素のチョン・イルだ。