Q:キャラクターの紹介をお願いいたします。

パク・ヒョンス役を引き受けましたヨン・ジョンフンです。ヒョンスはとてもさびしい人物です。台詞にも出てきますが一度も愛されたことがなかったですし、(誰かを)愛することもできなかった人物です。そして周りでも、誰かが誰かを愛する姿を見ることができなかった、切ない男です。しかし、ハン・ジヘさんが1人2役で演じる「モンヒ」と「ユナ」に出会いながら愛を知り、悟っていくキャラクターです。

Q:ドラマ『エデンの東』以後、ハン・ジヘさんと久しぶりに共演する心境はいかがですか?

嬉しいですね。普通ドラマで三角関係というと3人の男女の間でくりひろげられますが、今回は二役を演じる同じ女性(ハン・ジヘ)と三角関係を展開するので、少しぎこちない面があります…そうなんです、監督…(笑)。以前『エデンの東』を撮影した時も感じましたが、ハン・ジヘさんはとても情熱的な女優さんです。ハン・ジヘさんの台本を見れば本当に驚きます。メモをたくさんする姿を見て、本当に熱心に取り組んでいるなという気がしています。監督のお話のようにまるで憑りつかれたかのように、2つの役をうまく表現しています。もちろん出演料は一人分しか貰っていないようですが…(笑)。とても意欲のある女優だと思います。衣装にもとても気を遣われているようで、自費で衣装を購入してまで今回の役に渾身の力を尽くしているようです。

Q:久しぶりに地上波チャンネルへ復帰ですが、今回のキャラクターの主眼点はどこですか?

ヒョンスという役に魅力を感じたのは、とても悲しい人物のように思えたからです。愛を知らなかった人間が誰かに出会いながら、それも妻とは正反対の女性と出会って、愛を感じていきながら変わっていきます。そんな屈折があるキャラクターに焦点を置いて演技をしようと思っています。