Q.声優として参加した感想を聞かせてください。
チョン・ユミさんに勧められました。ここで何かをお話しするのが恥ずかしくて、申し訳ないぐらい、何もしていません。数年間たくさんの方が苦労して作った作品です。面白いアイディアもたくさんあって、(チョン・ユミが可愛いと言った)マルリン役だけでなく、すべてのキャラクターが可愛くて愛しいです。そのキャラクターたちが抱いている真実や、この都市を生きていく青年ギョンチョンが心を失ってまだら牛になるという設定が漫画的で、ファンタジーっぽくていいと思いました。僕もたまにギョンチョンのように(心を失って)暮らしているのではないかと思いました(笑)。
Q.吹き替えのために準備したことはありますか?
アニメーションの吹き替えは初めてで、何か準備するより心を空けて監督に会いました。アニメーションは声で伝達することが多いジャンルなので、少し大げさにしました。平凡ではないまだら牛役なので、キャラクターに合わせて演じようとしました。
Q.吹き替えをするのに、難しかったことや、楽しかったことがあれば教えてください。
吹き替えだけした僕たちは、あまり大したことはしていないと思います。大切なこの作品がたくさんの方に紹介されるにあたって、僕たちの知名度が少しでも役に立てればと思って参加しました。たくさんの映画館で超大型アニメーションが上映中ですが、この作品はその作品の数百分の1の制作費で作られました。厳しい環境にも関わらず絶えずアニメーションを作って挑戦する監督に、少しでも役に立てればと思います。もっと大きく役に立つことができればよかったですが、残念です。長い時間準備されたものですが、僕たちは1週間吹き替えをしました。とても短い時間でしたが、多くの方に紹介され、選ばれるアニメーションになってほしいです。
Q.普通の演技と声の演技の違うところは何ですか?
すでに作られている絵に僕の声を合わせて演じようとしたら、呼吸が自由にできませんでした。ハリウッドでは俳優が先に声の演技をして、それに合わせて絵を作る場合もあるそうです。でも、(数年間かけて作ったという)このような環境では簡単ではないと思います。すでに作られている絵の表情、口の形、瞬き、息、ため息の一つひとつに合わせていたら大変でした。一般映画でアフターレコーディングをするときも多いですが、自分が演じた表情、身振りを最大限自然に、現場での感じを生かしながら録音することと似ているようで、似ていない体験で楽しかったですし、大変でもありました。映画を見たら少し心残りはあります。
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